毎年数回にわたり世界各地で開催される、大規模な海外留学フェア。その中でも最大級の規模を誇る「NAFSA2026」の日本ブースにおいて、来場する海外の学生や教育関係者に配布される「参加大学紹介パンフレット」のデザインおよびエディトリアル制作を担当いたしました。

本プロジェクトのミッションは、数多の国々がブースを構える国際色豊かな会場の中で、一目で日本のブースへと足を運びたくなるような強烈なアイデンティティを示すこと、そして「日本の大学へ留学したい」という憧れやモチベーションを直感的に喚起することでした。そのため、デザインの核となるコンセプトには「This is the JAPAN」を掲げ、現代的な洗練さと伝統的な日本らしさを高次元で融合させたビジュアルアプローチを展開しています。
パンフレットに連動した日本ブースのデザインも担当いたしました。
APAIE2026 香港大会 ブースデザイン

表紙から中面にかけては、海外からの視点を意識した「ストレートでダイナミックな日本独自の美意識」をデザインに昇華。日本独自の伝統的な文様をデザインに取り込むことで、視覚的なインパクトで来場者の目を引きつけつつパンフレットとしての「実用的な機能美」にも徹底的にこだわりました。

中面の構成では、多種多様な日本の大学の基本スペックを限られたスペースの中でコンパクト、かつ多角的に伝えるための緻密なグリッドシステムを採用しています。各大学のロケーションや規模などの基本スペックはもちろん、各学科が提供している日本語での授業、英語での授業などのコース情報を一覧でまとめ、文字の可読性やレイアウトの美しさが損なわれないよう、フォントの選択から文字間、行間に至るまでミリ単位の細やかなタイポグラフィの調整を行いました。

情報収集のためのツールとしての「高い視認性」と、手に取った瞬間に日本への期待感が高まる「優れたデザイン性」。これらを両立させることで、日本ブースの存在感を高め、海外の学生と日本の大学を繋ぐ架け橋となるような、特別な一冊へと仕上げています。

Client : 独立行政法人 日本学生支援機構
Category : Graphic Design
Date : Apr / 2026